約 30,345 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4242.html
君に入れ物を授けよう 命の形をした偽りの入れ物 与えよう、その手足を、瞳を、髪を 君は私の芸術… 元は君自身のもの。でも今は私のもの 君を縛る呪いは私にとって好都合だった。 一度は朽ちたその身、再び私が取り戻そう。 生を偽装したカラクリを 命を真似たヒトガタを さあ、もう一度その地に降りたて 愚かな感情に惑わせられる事も無く・・・ ソレハ流レル音ノヨウニ 【第一章】「始回転」 誰かが私を包んでいる 見えない、でもそれはとても冷たいもの 暗くて、狭くて、悲しい… 覚えている。そんな場所に私はいた 何も視えず、何も感じず、動けない 何時からこうしていたんだろう もう何十年、何百年、何千年…? 確かめるような指先で、誰かが私に触れた気がした そして目の前に光が広がる 冷たい光、そこに温かさは無く 私はただそれを見つめていた それからどれ程時間が経ったのだろう? 鉄のような、氷のような、酷く冷たくて恐ろしい声が私の耳元で囁く 『君に手足を授けよう、自分で動くことの出来る力を。授けよう、だがその呪い解かれる事は無い。そう、君は永遠に偽りを受け続けながら…』 「ハッ!!」 布団から飛び出すかのように私は目を覚ました。 最近決まって悪夢を良く見る 「はぁ…はぁ…」 本当に体験したことのあるような・・・でも絶対に味わいたくない、そんな夢。 「…大丈夫?」 でも平気。そんな私を心配してくれる優しいお姉さんもいてくれる 「大丈夫よ、有希おねえさん・・・」 「そう…それならいい…」 私には記憶が途切れ途切れにしか無い。 お母さんお父さんの記憶は一つも無くて、生まれた頃から今までの記憶がほとんどない 全部お姉さんから聞いた話。 覚えている記憶は、学校での日々のこと 転校して戻ってくる前の記憶。 私は転校した記憶さえ無くて、そこからここに戻ってきたまでの記憶もない 気がついたら布団で寝ていて、お姉さんと名乗る女の人がいて、その人から色々な話を聞いた それまでは、有希お姉さんがお姉さんだと言う事すら思い出せなかったんだもん 「…どうしたの?」 私が深く考え込んでいるみたいな顔をしていたのか、お姉さんはまた不安がっている 「なんでもないわ」 「さっき酷くうなされているように見えた…」 「そんなこと無いから・・・ね?」 「…そう」 これ以上お姉さんに迷惑を掛ける訳にもいかないし、ただでさえずっと私の事を気に掛けてくれているんだから… 「今日から北高に貴女は戻る事になる。用意は私がしておいた。これが制服でこれがカバン…」 「ありがとう有希お姉さん。それじゃ初日から遅れる訳にもいかないし、ご飯食べて先に行くね!」 トーストから飛びはねた食パンにバターをさっと塗って口に加え、そのままマンションを飛び出す みんな私の事覚えててくれてたかなあ?また仲良くしてくれるかな? 委員長はもう決まってて出来なさそうだけど~ なんて事を思ったりしながら少しわくわくしている自分が可愛い ごく最近まで通っていたようで、ずっと昔にここに来たような懐かしい坂道を登る。 私はそれを一歩ずつ噛み締めながら長い長いこの通学路を進んで行った その男は深い思念を持ちながら、しかし原因を解明出来ずにいた しかしそれは男ではない 男の形をしているが実際は宇宙すらもを統括する圧倒的な意思。 有機生命体の器を作り、自らの意思をその中に閉じ込め、地球に降下した。 偽りの意思を銀河の果てに置き去りにして・・・・ 「記憶障害、か…礎の記憶を絶たせるフェイズに移行する段階に於いて、断殺した呪いの一部が、知性プログラムに影響を及ぼしたとでも言うのか…? 何故思い出さない。今の御前は私の為だけに動く道化でしか無いと云うのに…」 最初は単なる惑星でしか無かった。 並んでいる物の中の一つ しかし今やそれは急速な進化を遂げ、超越せし者さえ生みだした その涼宮ハルヒと呼ばれる驚異を観測すべく作り出した幾つかの偽り それは真の命にして偽りの命 男は高層ビルの屋上から下界を見下ろしていた 下から聞こえる様々な且、異質な音。 生まれる筈の無かった進化の印にして驚異 男はやがて後ろに現れたもう一つの意思に気がつく だがそれは驚異の側。すなわち人間・・・ その人間は靴まで隠れる長く、黒いコートを着て、両手をポケットの中に閉まっている 顔さえも黒い布が覆っている。 首の肌色、髪一本すら見えない 全体を黒で覆い尽した不思議な人間 それはまるで宇宙そのものだった 『情報を統合する意思…』 その人間は口を開く 「…何者だ?」 人間は両手を広げ語りだす ポケットから出された手には、黒い手袋のついた、またしても人肌の見えない手 『二つの礎のリンクする先は夢想。夢想は朧げにはかない境地。可想界が齎す幻影・…繰り返される呪の連鎖…そして貴方は解き明かす事無くただ流れを悟るべく一人錯乱に溺れ喘ぎ【トキ】の前に平伏す…』 「興味深い言葉を奏でる…だが所詮貴様は人。いずれ超越した意思の前にその身を屈折す事になるだろう」 『その名、朝倉涼子。実名、朝倉涼子。その名、長門有希。実名…』 男の顔がみるみる内に引き攣る 「…!やめろ」 人間は黒い手を再びポケットにしまうと、もう話す事は無いといわんばかりに男に対して背を向ける 『…また会おう。起点たる意思、宇宙を統括する意思、よ』 男は不思議な感覚を捨てきれなかった 「待て、貴様名を言え。貴様は紛れもなく【人】だ。人には名が存在する筈。 私の名は…そうだな、人間界の物言い表しに於ける記号を用いるならば【情報統合思念体】とでも名乗っておこう」 音楽にして一小節分、時が流れる。 止まっていた人間は淡々と質問の答えを告げた 『我が名は【LEGENDARY】』 「LEGENDARY…だと」 『WAWAWA、WASUREMONO』 謎めいた言葉を残すと、その人間は何もない空間から異次元への扉を開き、軽い足取りで歩を進めた。 まるで自分がどこに辿り着くのか、結果を知り尽くしているか如く 「…奴は間違いなく人間だ。宇宙を統括する私の足元にも及ばぬ存在。だが何だ…?あの私より遙か先を見透かしているかのような眼は?奴が私より上を行くとでも言うのか?・…震えている?この造り物の有機生命体の器が何かを感じ取っているのか? どのみち朝倉涼子があの状態では、私自身が暫くこの地球に潜むしかあるまい…」 男はそう呟くと、再び高層ビルの屋上から、下界を見下ろすのであった ・【L『s』M】 第一章「始回転」2
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/13.html
事件の始まり 小林卓之さんの経歴 小林卓之さん(当時62歳)教頭として勤務を続けていたが、平成11年ころより手に痛みを感じ、ついにはチョークを持つのもままならなくなったことから退職を決意し、平成13年3月に36年に及ぶ教員人生に幕を下ろした。それ以後は週4日間、教育センターの嘱託職員として、主に幼稚園・小学校・中学校教諭の研修業務に携わっていた。 事件当日 平成17年3月18日、この日は教育センターへの出勤日ではなかった。 小林さんは、池袋のメトロポリタンプラザオフィスで行われる仏教講座の受講のため、午後3時頃家を出た。受講後、小林さんは食事をしようと考え、池袋西口近くにある店に入った。同店を出た時刻は、午後10時20分ごろであった。 小林さんは帰宅のため地下の改札から西武池袋駅へ向かう。 既にホームには電車が来ており、車内はかなり混雑していた。 電車内 小林さんは電車に乗り、入口付近で入口方向を向いて立っていた。電車はかなり混雑していた。電車の発車間際さらに大勢の人が一気に乗り込み、小林さんは押し込まれ、立っていた位置が入口付近から真ん中辺りまで移動した。 肩がぎっしり詰まっている状態だった。 小林さんは、当時バッグを両手で持っていたが、一気に人が押し寄せたことにより、手持ちのバッグが右側に少しずつずれてしまい、右手に強い痛みが走った。バッグを引き寄せることもできない程混雑していたが、少し経ってから車内の乗客の体勢も落ち着き、小林さんもバッグを元のように両手で持つことができるようになった。 小林さんは当時から罹患している膠原病により、夜間に外の景色などを見ると目が疲れるため、目を瞑りじっと立っていた。 その間、小林さんはあれこれと考え事をしていた。石神井公園駅に着くという車内放送が流れたところで目を開けた。 目的とする大泉学園駅は急行が止まらないため、石神井公園駅で各駅停車に乗り換える必要があった。 小林さんがそろそろ石神井公園駅に着くので、駅に降りるため体の向きを180度変えようとしたところ、何者かに右肩を叩かれた。叩かれた方を振り向いたが、それ以上声を掛けられるようなこともなかったので、夜なので酔っ払いなどもいるだろうと思い、あえて気に掛けることはしなかった。 駅事務所へ向かうまで 電車が石神井公園駅に着き、小林さんは駅に降りる人の流れに乗り、自分も電車から降りた。その際に、後方から左肩を掴まれた。 小林さんが、掴まれた方を見ると、男が立っており「話がある」と声を掛けてきた。小林さんは、いきなり左肩を掴まれたので「この手はなんだ。つかんだ理由を言え」と述べた。しかし、男は何も答えなかった。そのため、小林さんは何回も同じことを問うた。男は下を向いたり、横を向いたり、キョロキョロして何も答えなかった。小林さんは、男の態度に腹が立ち、男が掴んできた手を払いのけた。 すると、男は後ろを見ろ、というジェスチャーをした。 小林さんが男の後ろを見ると、女が泣いているように見えた。 小林さんはこの状況から、自分のことを痴漢犯人だと勘違いして肩を掴んできたのではないかと思い、ひどく驚いた。 そうしていると、男は小林さんの左腕を右手でつかんできた。 小林さんは、痴漢など身に覚えがなかったので、人間違いだと何回も主張したが、男は手を離そうとしなかった。このような男の態度に対して、小林さんも男の手を掴もうと考え、男が小林さんを掴んでいる手の上に自分の手を乗せ、かるく掴んだ。力いっぱいつかめなかったのは、手が痛かったからである。 その後、男は「駅員、駅員」と言いだしたので、小林さんも自分の身の潔白を晴らすために駅事務所へ行こう、と述べ小林さんが先導する形で駅事務所へ行った。 逮捕・取り調べまで 駅事務所で、小林さんは何かの間違いであると主張した。 男は駅員らしき者から、痴漢を見たのかと問われていたが「下の方だったので見ていない」と答えた。これに対し小林さんは、強い抗議を行った。 しばらくすると、警察官がやってきて、署で事情を聴くということになり、小林さんは警察署で真実を話せば済むだろうと考え、素直に警察署へ向かった。 しかし、警察署に着くと、取調室に連れられていかれた。 取調室には5名ほどの警察官がいた。 小林さんはそのうちの1人の警察官から「あなたは被疑者としてここにいます」と告げられ驚き、犯人扱いしていることに抗議をした。 ところが、警察官らは「おまえ、ここにいることがどういうことか分かっているのか!」「おやじ、お前はなにをしたんだ!」との言葉を次々と小林さんにぶつけてきた。 いきなりこのような扱いをされたことに立腹し、抗議をしたところ、さらに大きな怒鳴り声で罵られた。そして、警察官の一人は小林さんのバッグを取り上げ、逆さにして中身を机の上にぶちまけた。 膠原病の薬も取り上げられた。 小林さんは、「やめてください」と抗議したが、警察官らは全く意に介さず、両隣りにいた警察官らが、小林さんの髪の毛をつかみ、グイグイと両方に引っ張り、小林さんの頭を机に叩きつけたりした。この警察官らの行為で、小林さんは手に負傷し、出血し、その血が机上及び小林さんのジャンパーに付着した。 結局この日から保釈されるまでの、33日間小林さんは身柄を拘束された。
https://w.atwiki.jp/aggp_qr/pages/66.html
(社長推薦曲) ★戸松遥「ヒカリギフト」/ シングル「ヒカリギフト」収録 2014年1月15日発売 (ゲスト) ☆橋本みゆき「New SPARKS!」/ アニメ「咲-Saki-全国編」OP 2014年1月22日発売 ☆橋本みゆき「TRUE GATE」/ アニメ「咲-Saki-全国編」ED 2014年1月22日発売 (リクエスト) ★黒崎真音「メモリーズ・ラスト」/ アニメ「とある魔術の禁書目録Ⅱ」ED 2011年3月2日発売 ★朝倉涼子(桑谷夏子)「COOL EDITION」/ アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」IM 2006年12月6日発売 ★milktub「バカ・ゴー・ホーム」/ アニメ「バカとテストと召喚獣」ED 2010年2月10日発売 ★遠藤正明「ETERNAL BLAZE」/ アルバム「ENSON2」収録 2008年12月17日発売 ★伊藤かな恵「スタンプ」/ アルバム「ココロケシキ」収録 2011年11月23日発売 ★鈴木達央「towayuki」/ アルバム「Turn of my life」収録 2006年9月21日発売 ★日下まろん「誰よりも遠くへ」/ アニメ「トムソーヤの冒険」OP ★クー(ゆかな)、コウ(早見沙織)、タマ(高橋美佳子)「シアワセの言霊」/ アニメ「我が家のお稲荷さま。」ED 2008年10月1日発売 ★Aice5「Etetrnity」/ アニメ「陸上防衛隊まおちゃん」ED 2007年4月25日発売
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/8.html
【ここまでの死亡者記録】 死亡者 殺害者、凶器、死因など 野比玉子 ソリッドスネークにTNT爆弾で爆殺される。 柳沢敦 魔人ブウにクッキーにされる。 魔人ブウ ルーファウスにショットガンで射殺される。 ドラえもん 首輪を外そうとして自爆。 DIO テリー・ボガードにドッギャァァ――ンされる。 とんぬら ジャイアン、カービィに音殺される。 世直しマン ジャイアン、カービィに音殺される。 セル ジャイアン、カービィに音殺される。 ぼーちゃん ジャイアン、カービィに音殺される。 カク ジャイアン、カービィに音殺される。 黄泉 ジャイアン、カービィに音殺される。 キルノートン ジャイアン、カービィに音殺される。 アマンダ ジャイアン、カービィに音殺される。 江戸川コナン ジャイアン、カービィに音殺される。 うしお ジャイアン、カービィに音殺される。 ボラホーン ジャイアン、カービィに音殺される。 サスケ ジャイアン、カービィに音殺される。 河内恭介 ジャイアン、カービィに音殺される。 野比玉子(2回目) エリア外に出て頭の中の爆弾が爆発する。 野比玉子(3回目) ドイツ人少年にキーボードで撲殺される。 オーキド 詳細不明。 砲丸仮面 清川望に追い詰められ、富士山火口に落下する。 まさお ガチャピンに首の骨を折られ殺害される? キン肉スグル ルーファウスにショットガンで射殺される。 タバサ 自殺。 Just For Laughsのボーカル フルートに殺される。 ルイージ マリオにロケットランチャーで爆殺される。 ディアボロ 詳細不明。 赤頭巾 先生に金属バットで撲殺される。 せがた三四郎 ジョージ・ブッシュの放った核ミサイルを止めるため犠牲になる。 人造人間19号 ジョージ・ブッシュの放った核ミサイルに焼き尽くされる。 リー・仲直 エリート兵にライトセーバーで斬殺される。 岡田克也 国外逃亡を計ったため、首輪を爆破される。 土井たか子 国外逃亡を計ったため、首輪を爆破される。 志位和夫 国外逃亡を計ったため、首輪を爆破される。 福島瑞穂 土井たか子に包丁で刺殺される。 青ぷよ 同じ色とくっついて消滅する。 鷺沢頼子 フグ田サザエにピストルで射殺される。 南光太郎 セリオにズガンハンマーでズガンされる。 セリオ 野原ひろしに火炎放射器で焼かれ、焼死。 野原ひろし 桃白白に拳銃で射殺される。 桃白白 朝倉涼子に首切りナイフで斬殺される。 朝倉涼子 芳野祐介にズドン砲で射殺される。 芳野祐介 バットにトラックで轢き殺される。 長瀬祐介 バットにトラックで轢き殺される。 バット トラックごと崖から落ち、全身打撲で死亡。 みつみ美里 リュークに消される。 リューク デスノート以外で人を殺したため罰を受け、消滅。 皆守甲太郎 首輪を外そうとして自爆。 荒垣真次郎 葉佩九龍にAUGで射殺される。 坂田銀時 葉佩九龍にオレンジスコーンで撲殺される。 セラス・ヴィクトリア 吉良吉影に爆殺される。 ニャンチュウ フグ田サザエに爆殺される。 山猫亭店長 フグ田サザエに爆殺される。 たると フグ田サザエに爆殺される。 矢口翔一 フグ田サザエに爆殺される。 フェイ フグ田サザエに爆殺される。 葉月 フグ田サザエに爆殺される。 我輩(仮名) ディルレヴァンガーに首の骨を折られる。 ディル 我輩に斬殺される。 小生 詳細不明。 ドラえもん(2回目) 地球破壊爆弾で自爆。 天津飯 ドラえもんに爆殺される。 ナルト ドラえもんに爆殺される。 木下陰人 ドラえもんに爆殺される。 ネズミ 天津飯とナルトの戦いに巻き込まれる。 ◆M4IltJmeTk 生真面目小隊長◆UcMW2ED.5Qに拳で貫かれる。 キバヤシ ノストラダムスに爆殺される。 ナワヤ ノストラダムスに爆殺される。 イケダ ノストラダムスに爆殺される。 タナカ ノストラダムスに爆殺される。 トマル 交通事故で死亡。 磯野ワカメ ガチャピンに食い殺される。 ぴろ フグ田サザエに爆殺される。 ガンバルニャン フグ田サザエに爆殺される。 青葉クゥ フグ田サザエに爆殺される。 ペケ フグ田サザエに殴打されたことが元でショック死。 ノイズ 岸田洋一に轢き殺される。 ダース・ベイダー ジャイアン、カービィに音殺される。 アムロ・レイ ジャイアン、カービィに音殺される。 ストライク ジャイアン、カービィに音殺される。 ギガゾンビ ジャイアン、カービィに音殺される。 バージル ジャイアン、カービィに音殺される。 野比玉子(4回目) ジャイアン、カービィに音殺される。 三樹本 ジャイアン、カービィに音殺される。 ダンディ坂野 ジャイアン、カービィに音殺される。 古泉一樹 ジャイアン、カービィに音殺される。 ペイルウィング ジャイアン、カービィに音殺される。 磯野波平 激戦の末、先生に倒される。 アンドレアス・リーガン へクター・ドイルに瞬殺される。 柴千春 へクター・ドイルに瞬殺される。 ディアボロ(2回目) へクター・ドイルに瞬殺される。 ジャガッタ・シャーマン へクター・ドイルに瞬殺される。 へクター・ドイル 竜崎一矢に空手(?)で殺される。 山根つよし 野比玉子(ワラキア)に殺される。 丸尾スエオ 野比玉子(ワラキア)に殺される。 ワラキアの夜 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 ラッキーマン アンラッキーになって心臓麻痺を起こし死亡。 リァノーン 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 来水美樹 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 アルクェイド・ブリュンスタッド 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 ヴラド・ツェペシュ 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 月村忍 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 高町恭也 自身に向けて奥義を放ち自殺。 高町なのは 高町恭也の奥義を喰らい死亡。 桐生水守 シートベルト無着用により吹っ飛ばされ全身打撲で死亡。 ストレイト・クーガー 能力逆転により体が吹っ飛ばされ全身打撲で死亡。 リュック サラマンダーに殺害される。 修正マンのモザイク 修正マンに消される。 ソリッド・スネーク 源静香に射殺される。 源静香 ソリッド・スネークのTNT爆弾が爆発し、自爆。 ディアボロ(3回目) 名無しさんにエターナルフォースブリザードを喰らい死亡。 野比玉子(5回目) 名無しさんにエターナルフォースブリザードを喰らい死亡。 ディアボロ(4回目) 何者かに殺される。 野比玉子(6回目) 何者かに殺される。 野比玉子(7回目) 禁止エリアに侵入し首輪が爆発する。 ギャランドゥ カズマ、ドモン、霧島翔、フルートに集団リンチされ死亡。 野比玉子(8回目) 詳細不明。 計118名 【殺害数ランキング】 順位 該当者 殺害数 1位 ジャイアン、カービィ 23人 3位 フグ田サザエ 11人 4位 ノストラダムス、へクター・ドイル 4人 6位 ドラえもん 3人 7位 ルーファウス、ジョージ・ブッシュ、バット、葉佩九龍、ガチャピン、先生、ワラキアの夜 ソリッドスネーク、名無しさん、フルート 2人 16位 魔人ブウ、テリー・ボガード、ドイツ人少年、清川望、 マリオ、エリート兵、土井たか子、セリオ、野原ひろし、 桃白白、朝倉涼子、芳野祐介、リューク、吉良吉影、ディルレヴァンガー、 我輩、天津飯、ナルト、生真面目小隊長◆UcMW2ED.5Q、岸田洋一、竜崎一矢、 高町恭也、サラマンダー、源静香、カズマ、ドモン、霧島翔 1人
https://w.atwiki.jp/chaosrowa/pages/56.html
【ここまでの死亡者記録】 死亡者 殺害者、凶器、死因など 野比玉子 ソリッドスネークにTNT爆弾で爆殺される。 柳沢敦 魔人ブウにクッキーにされる。 魔人ブウ ルーファウスにショットガンで射殺される。 ドラえもん 首輪を外そうとして自爆。 DIO テリー・ボガードにドッギャァァ――ンされる。 とんぬら ジャイアン、カービィに音殺される。 世直しマン ジャイアン、カービィに音殺される。 セル ジャイアン、カービィに音殺される。 ぼーちゃん ジャイアン、カービィに音殺される。 カク ジャイアン、カービィに音殺される。 黄泉 ジャイアン、カービィに音殺される。 キルノートン ジャイアン、カービィに音殺される。 アマンダ ジャイアン、カービィに音殺される。 江戸川コナン ジャイアン、カービィに音殺される。 うしお ジャイアン、カービィに音殺される。 ボラホーン ジャイアン、カービィに音殺される。 サスケ ジャイアン、カービィに音殺される。 河内恭介 ジャイアン、カービィに音殺される。 野比玉子(2回目) エリア外に出て頭の中の爆弾が爆発する。 野比玉子(3回目) ドイツ人少年にキーボードで撲殺される。 オーキド 詳細不明。 砲丸仮面 清川望に追い詰められ、富士山火口に落下する。 まさお ガチャピンに首の骨を折られ殺害される? キン肉スグル ルーファウスにショットガンで射殺される。 タバサ 自殺。 Just For Laughsのボーカル フルートに殺される。 ルイージ マリオにロケットランチャーで爆殺される。 ディアボロ 詳細不明。 赤頭巾 先生に金属バットで撲殺される。 せがた三四郎 ジョージ・ブッシュの放った核ミサイルを止めるため犠牲になる。 人造人間19号 ジョージ・ブッシュの放った核ミサイルに焼き尽くされる。 リー・仲直 エリート兵にライトセーバーで斬殺される。 岡田克也 国外逃亡を計ったため、首輪を爆破される。 土井たか子 国外逃亡を計ったため、首輪を爆破される。 志位和夫 国外逃亡を計ったため、首輪を爆破される。 福島瑞穂 土井たか子に包丁で刺殺される。 青ぷよ 同じ色とくっついて消滅する。 鷺沢頼子 フグ田サザエにピストルで射殺される。 南光太郎 セリオにズガンハンマーでズガンされる。 セリオ 野原ひろしに火炎放射器で焼かれ、焼死。 野原ひろし 桃白白に拳銃で射殺される。 桃白白 朝倉涼子に首切りナイフで斬殺される。 朝倉涼子 芳野祐介にズドン砲で射殺される。 芳野祐介 バットにトラックで轢き殺される。 長瀬祐介 バットにトラックで轢き殺される。 バット トラックごと崖から落ち、全身打撲で死亡。 みつみ美里 リュークに消される。 リューク デスノート以外で人を殺したため罰を受け、消滅。 皆守甲太郎 首輪を外そうとして自爆。 荒垣真次郎 葉佩九龍にAUGで射殺される。 坂田銀時 葉佩九龍にオレンジスコーンで撲殺される。 セラス・ヴィクトリア 吉良吉影に爆殺される。 ニャンチュウ フグ田サザエに爆殺される。 山猫亭店長 フグ田サザエに爆殺される。 たると フグ田サザエに爆殺される。 矢口翔一 フグ田サザエに爆殺される。 フェイ フグ田サザエに爆殺される。 葉月 フグ田サザエに爆殺される。 我輩(仮名) ディルレヴァンガーに首の骨を折られる。 ディル 我輩に斬殺される。 小生 詳細不明。 ドラえもん(2回目) 地球破壊爆弾で自爆。 天津飯 ドラえもんに爆殺される。 ナルト ドラえもんに爆殺される。 木下陰人 ドラえもんに爆殺される。 ネズミ 天津飯とナルトの戦いに巻き込まれる。 ◆M4IltJmeTk 生真面目小隊長◆UcMW2ED.5Qに拳で貫かれる。 キバヤシ ノストラダムスに爆殺される。 ナワヤ ノストラダムスに爆殺される。 イケダ ノストラダムスに爆殺される。 タナカ ノストラダムスに爆殺される。 トマル 交通事故で死亡。 磯野ワカメ ガチャピンに食い殺される。 ぴろ フグ田サザエに爆殺される。 ガンバルニャン フグ田サザエに爆殺される。 青葉クゥ フグ田サザエに爆殺される。 ペケ フグ田サザエに殴打されたことが元でショック死。 ノイズ 岸田洋一に轢き殺される。 ダース・ベイダー ジャイアン、カービィに音殺される。 アムロ・レイ ジャイアン、カービィに音殺される。 ストライク ジャイアン、カービィに音殺される。 ギガゾンビ ジャイアン、カービィに音殺される。 バージル ジャイアン、カービィに音殺される。 野比玉子(4回目) ジャイアン、カービィに音殺される。 三樹本 ジャイアン、カービィに音殺される。 ダンディ坂野 ジャイアン、カービィに音殺される。 古泉一樹 ジャイアン、カービィに音殺される。 ペイルウィング ジャイアン、カービィに音殺される。 磯野波平 激戦の末、先生に倒される。 アンドレアス・リーガン へクター・ドイルに瞬殺される。 柴千春 へクター・ドイルに瞬殺される。 ディアボロ(2回目) へクター・ドイルに瞬殺される。 ジャガッタ・シャーマン へクター・ドイルに瞬殺される。 へクター・ドイル 竜崎一矢に空手(?)で殺される。 山根つよし 野比玉子(ワラキア)に殺される。 丸尾スエオ 野比玉子(ワラキア)に殺される。 ワラキアの夜 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 ラッキーマン アンラッキーになって心臓麻痺を起こし死亡。 リァノーン 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 来水美樹 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 アルクェイド・ブリュンスタッド 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 ヴラド・ツェペシュ 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 月村忍 吸血能力を逆転され吐血して失血死。 高町恭也 自身に向けて奥義を放ち自殺。 高町なのは 高町恭也の奥義を喰らい死亡。 桐生水守 シートベルト無着用により吹っ飛ばされ全身打撲で死亡。 ストレイト・クーガー 能力逆転により体が吹っ飛ばされ全身打撲で死亡。 リュック サラマンダーに殺害される。 修正マンのモザイク 修正マンに消される。 ソリッド・スネーク 源静香に射殺される。 源静香 ソリッド・スネークのTNT爆弾が爆発し、自爆。 ディアボロ(3回目) 名無しさんにエターナルフォースブリザードを喰らい死亡。 野比玉子(5回目) 名無しさんにエターナルフォースブリザードを喰らい死亡。 ディアボロ(4回目) 何者かに殺される。 野比玉子(6回目) 何者かに殺される。 野比玉子(7回目) 禁止エリアに侵入し首輪が爆発する。 ギャランドゥ カズマ、ドモン、霧島翔、フルートに集団リンチされ死亡。 野比玉子(8回目) 詳細不明。 計118名 【殺害数ランキング】 順位 該当者 殺害数 1位 ジャイアン、カービィ 23人 3位 フグ田サザエ 11人 4位 ノストラダムス、へクター・ドイル 4人 6位 ドラえもん 3人 7位 ルーファウス、ジョージ・ブッシュ、バット、葉佩九龍、ガチャピン、先生、ワラキアの夜 ソリッドスネーク、名無しさん、フルート 2人 16位 魔人ブウ、テリー・ボガード、ドイツ人少年、清川望、 マリオ、エリート兵、土井たか子、セリオ、野原ひろし、 桃白白、朝倉涼子、芳野祐介、リューク、吉良吉影、ディルレヴァンガー、 我輩、天津飯、ナルト、生真面目小隊長◆UcMW2ED.5Q、岸田洋一、竜崎一矢、 高町恭也、サラマンダー、源静香、カズマ、ドモン、霧島翔 1人
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4050.html
2、 嘘・・・だろ?こいつが?だってこいつは・・・。 「あなたが戸惑うのも当たり前。彼女は朝倉涼子であって朝倉涼子ではない。有機生命体の言葉で表すのなら生まれ変わり。あなたの知る朝倉涼子は前世にあたる。だからこの子自身には朝倉涼子の記憶というものは存在しない」 一つ聞きたいのだが、なんでこんな事をしたんだ?最初からあの朝倉を復活させちまった方が早い気がするんだが。 「あなたの言っていることは間違いではない。しかし、そうすることはかなりの危険があなたに及ぶ。だからわたしは、朝倉涼子の再構成の条件として、何の情報操作能力も持たずに、一人の人間として観察対象であるあなたと過ごさせ、それから得たものをベースに再構成する、というものを付け加えた」 ・・・つまり、どういうことだ? 「これから三日間、あなたとこの子には本当の親子の関係になってもらう。もちろんあなたにはこれについての拒否権がある」 おいおい・・・マジかよ・・・ こうして文頭に戻るのだ。 「長門、俺はな。自分自身が三点リーダを放つ間にいろいろと考えさせられたんだ。 あの夕日に染まった教室での出来事。俺が頭を撫でてやったときのあどけない笑顔。 あっちの世界での出来事。取り乱した俺のとなりで見せた心配そうな顔。 朝倉の顔と朝倉の生まれ変わりだという娘の顔が交互に頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えていったんだ」 ここで一旦話を区切って娘のほうを向いてみる。どうやら娘も俺のほうを向いていたらしく目があった。心配するな、娘よ。父ちゃんはもう決めたんだ。 「だがな、俺はそいつが知らない事について咎めたりはしたくない。それこそ逆恨みというやつだからな。あの子は俺を助けてくれた。それだけで十分じゃないのか?たとえ前世が朝倉であったとしても、だ。そんな思いから導き出されたのがあの答えだ。だから俺はあの子を責任もって育てるよ」 三日間だけなんだから預かる、のほうが適切か?育てるってのは大袈裟だったかもしれん。 「あなたがそういうのならわたしは何も反対しない。でもやっぱりわたしはあなたが心配」 大丈夫だ。何かあったらすぐに電話をかける。そしたら助けに来てくれ。 「…………いいことを思いついた」 ん?いいことってそりゃなんだ?おい、どうしたんだ、長門。お前、少し顔が赤いぞ。 「わたしがお母さんになる」 ・・・・・え? あまりに唐突な意見に脳がフリーズしたようだ。何かしゃべろうにも口をパクパクさせるだけで言葉が出てこない。 「わたしがお母さんになる」 すまん、どうやらさっきの話のせいで耳が壊れちまってるらしい。悪いがまたもう一回言ってもらえるか? 「わたしがお母さんになる」 えーとですね、長門さん。それは誰のお母さんになる、ということですか? と当たり前のことを聞いてみる。でもこれが聞かずにいられるか。 「この子の」 でしょうね。それ以外当てはまる奴いないんだし。そう考えてからハッとあることに気が付いた。いや、気が付いてしまった。 つ、つまりそれは・・・。先を続けようとして俺も少し恥ずかしくなる。長門のほうも顔の赤みが強くなっていた。 「…………あなたと一時的にパートナーになる。言い換えるならばふう・・・」 「その先は言わんでよろしい」 最後まで聞いちまった日には余りの恥ずかしさで死にたくなるだろうな。 「夫婦」 はい、もう死にたいです。よりによって即答とは。こっちにも心構えする時間くらい下さい。 「で、でででもなあ、いきなりそんな事言われたって俺も困るぞ。第一どこで暮らすんだ?」 「あなたの家」 「そんなことできるかっ!親や妹になんて説明すればいいんだよ!」 そりゃそうだ。いきなり家に女の子を二人連れて帰って、嫁と娘です、なんて言えるか! それにハルヒに知られでもしたらそれこそ一発で世界滅亡ではないか。 「大丈夫。現在あなたの家には誰もいないはず」 あ、そういえばそうだ。あまりのことですっかり忘れてた。 「だがどうしてそれをお前が知ってるんだ?」 電話にしろ会話にしろそのことは一言たりとも口にしていないはずだが。 「………情報操作は得意」 キラーンと長門の目が輝いた。はぁ、そうですか。そういうことですか。 つまりはコイツにとっては俺の家族が俺をおいて旅行に行くのが規定事項、というか旅行自体がコイツによって仕組まれたものだったわけか。納得納得。 だがもし俺が旅行についていってたらどうするつもりだったのだろうか? ・・・はぁ。こんなこと考えている場合じゃなかった。 「なあ、やっぱりお前は来なくていいぞ。さっきも言ったが、何かあったら電話するから、な?それにお前もさっきこいつは普通の人間と同じだって言ったろ。だからきっと大丈夫だ」 それ以前に親がいない自分の家で歳の近い女の子と生活だなんて耐えられるか。精神衛生上問題ありまくりだ。 「…………」 少しの沈黙。どうやらやっと観念したらしい。これで一安心だ。 「……わたしじゃ、だめ?」 前言撤回。 だあああ!!!駄目なもんは駄目だ!第一なんなんだよその反則的な顔は!頬染めて上目使いで少し涙ぐみながらそんな事言われてみろ!男として断れるわけ無いだろうが!もし断れる男がいたらそいつはきっとガチだガチ! 「駄目な訳あるか!大歓迎だ!」 ・・・・・え?俺今なんと言いました?それにさっきの俺の考えは最初と最後で意見が全く変わっているような気がするのですが。 「ちょ、ちょっとまってく・・・」 「了解した。準備をしてくる」 俺が全部言う前に長門はスタッと立ち上がって自分の部屋へ引き上げていった。 やれやれ。どうしたものか。今更長門にさっきのは嘘だ、と言っても通じないだろう。だからといってこのままにしておくのもどうかと思う。 「どうすりゃいいんだよ、全く」 なあ、お前はどうなんだ、と言いかけて口をつぐむ。俺の目線の先では朝倉の生まれ変わり・・・長いから朝倉(小)とでもしておくか。朝倉(小)が小さな寝息を立てながらごろんと眠っていた。顔も完全に緩んでいる。暑さで参ってたところにクーラーの利いた部屋。最初は緊張してたかもしれないが、慣れればもはや快適空間だ。そりゃ眠くなるのは当たり前だ。 「お前はのんきでいいよな」 人差し指でやわらかそうな頬をぷにっとつつく。 「・・・・・・・んぁ」 一瞬表情を曇らせ、言葉になっていない寝言をつぶやくと顔を反対に向けてしまった。 「・・・なんだか、こいつを見てるとどうでもよくなっちまったな」 確かに今日明日明後日と色々と厄介事は多いだろうが、こんな寝顔が見れるならいいかな、と思ってしまった。幸せってもんを分けてもらえそうだしな。いや、もしかしたらすでに分けてもらってるのかもしれん。あの笑顔に。だから俺はこんな親父の役を請け負ったのだろう。 「ま、これから三日間、よろしくな」 そう言って頭をやさしく撫でてやる。 それからしばらくして長門がバックを抱えて部屋に帰ってきた。 「準備が完了した」 そうか、分かった。俺は朝倉(小)の肩を揺する。 「おい、起きろ。帰るぞ」 ユッサユッサと揺らされて少し不機嫌そうに目を覚ます朝倉(小)。 さて、どう話を切り出したものか。長門の事はちゃんと言わなければならないのだろうが、面と向かって言うのもなんだか恥ずかしい。 そんな俺の気持ちも知らずに朝倉(小)はふぁあと小さな手で口を押さえて欠伸をし、目を軽くこすってから、うーんと伸びをした。 なんだか拍子抜けだ。そんな俺を見かねたのか、長門が行動に出た。 「涼子、驚かないで聞いて欲しい」 まだ眠気が残ってる顔に、はてなマークが浮かぶ。まあこいつが考えてるのは、話ってなんだろ、とか、このおねーちゃんなんでわたしの名前知ってるんだろ、とかそんな感じだろう。というかこいつの名前も涼子だったのか。俺、初めて知ったぞ。 考えてみればバタバタしててそんなこと気にする時間は無かったし、そもそも、自分の娘に名前を聞く父親なんてよほどのことがなければいるわけないだろう。そんなことされた娘は可哀そうすぎる。 「なあに?おねーちゃん」 「あなたに伝えないといけないことがあるからよく聞いて欲しい」 うん、といまいちよく分かってなさそうな顔して頷く。 「わたしはおねーちゃんではない。あなたのおかーさん」 とストレートに言い放った。 最初はそれを聞いても朝倉(小)は目をしょぼしょぼさせているだけだったが、ん、と一旦首を傾げてからは、事の重大さに気が付いたらしく、一気に眠気が飛んでいったようだ。 「それって・・・ほんと?」 不安そうというか、不思議そうというか、そんな表情で尋ねる朝倉(小)。 長門の、そう、という俺の聞きなれた返事聞いてからは、鼻息を荒くして興奮し始めた。 「ほんと!?ほんとにおねーちゃんがわたしのおかーさんなの!?ねえほんとなの?おかーさんなの?」 と長門を矢継ぎ早に質問攻めにしたくらいにだ。だがな、朝倉(小)よ。さっきお前の返事に、そう、と答えていたのを聞いてなかったのか? 「ほんとにほんと?」 「ほんと」 「うわぁい!おかーさんだぁ!おかーさんだぁ!」 まあ本人たちがこんな感じだからいいのかもしれんが。 長門の単純且明快な返事を聞いて目の色を変えてはしゃぎだす朝倉(小)。 そんなに母親ができたことがうれしいのかね?よく分からんが喜んでるんだからよしとしよう。 用も済んだことだし、幸か不幸か長門も俺の家に泊まるようなので、一旦家に戻ったほうがいいだろう。準備とかもあるしな。 さて、そうと決まったら帰るか。よいしょ、と掛け声とともに立ち上がり、朝倉(小)のほうに向く。 「ほらほら、はしゃぐのはそれくらいにして、家に帰るぞ」 こくん、と頷く長門と聞こえていないのかいまだにキャッキャッとはしゃぎまわっている朝倉(小)。 個人的にはこれくらい元気なほうが歳相応でいいと思うのだが、その分気苦労が多そうだ。やれやれ、だぜ。 こら、いつまで騒いでんだ、と俺が注意しようとした時、長門が動いた。 「涼子、お家に帰るから静かにしなさい」 言葉は少しきついが、その目にはあたたかいものが浮かんでおり、顔も微妙に微笑んでいるように見える。 知らなかった。長門ってこんな顔もできるんだな。なんていうか、まさにお母さん、というか。 だから娘が今日始めて会ったはずの長門に向かって、 「はい、ごめんなさい。おかーさん」 と素直に謝っているのも納得できる。きっとこいつも心のどっかで長門に母性を感じ取っているのだろう。同じ宇宙人通しってのもあるかもしれんが、俺はそう信じたい。 「もういいか、行くぞ」 と言ってドアのほうへ向かう。しゅたたたっと俺の後を追う娘とそのさらに後ろをとてとてとついて来る長門。・・・ん? 「おい、長門。お前、荷物忘れてないか?俺にはお前が手ぶらにしか見えんのだが」 「安心して。すでにわたしが暮らす部屋に転送済み」 相変わらず手が早いと言うかなんと言うか。 「お前には関係ないかもしれないが、もし何かあったら呼んでくれ。隣の部屋だからすぐに駆けつけるからな」 「その必要はない」 ま、そりゃそうか。こいつに何かあったらそれは大事件が起きてるってことだ。 それ以前にこいつが一大事なときに俺が何かの役に立つとは到底思えない。 それはそれで悲しいやら情けないやら。ま、そんな簡単に事件なんぞおこってたまるか。 「同じ部屋なのだからわざわざ隣の部屋から来る必要は無い」 はい、大事件発生。 「おい、長門!いくらなんでもそれは・・・」 「わたしたちは仮にも夫婦。夫婦が同じ部屋で暮らすのは当たり前。それとも…」 と少し俯く。そして発射。 「わたしじゃ………だめ?」 「うぐぅ・・・!?」 長門が次元もびっくりな精度で俺の心を打ち抜いていきやがった!しかも今度は少し首を傾げたバージョンとは!くそう、もしこれで長門がポニーテールだったら言うこと無しじゃねえか。そうなったら俺はもう完全にノックアウトされちまうだろう。危険だ。危険すぎる。 「おとーさん、どうしたの?おかおまっかだよ?」 子供は黙ってなさい!お前はまだそんな事知っていい年頃じゃありません!それに長門もそのしてやったり、みたいな顔はやめなさい! 「えー!もういいもん。おかーさんにきいちゃうもん」 ちょっと待て、聞くな!聞いちゃ駄目だ!おい、長門!何勘違いしているのか知らんが変なこと吹き込むなよ! 「おとーさんはおかーさんの可愛さに照れている。だから真っ赤」 おいおい!断じてそんなことはないっ!断じてっ!頼むっ!信じてっ! 「ねえねえおかーさん、わたしもかわいいかな?おかーさんみたいにかわいくなれるかな?」 「あなたなら大丈夫。きっと凄く可愛くなれる。それに今でも十分可愛い」 そういって長門は朝倉(小)の頭をそっと撫でてやっていた。まるで大切なものに触れているかのように優しく。 あたたかそうに微笑む嫁とうれしそうに微笑む娘。 このとき俺は、なんだかこんなのもいいかな、と不覚にも思ってしまったのだった。 誰だってそう思うだろう。こんな二人を見たなら。まあ誰にもこのポジションをわたすつもりは毛頭無いし、見せる気にもならん。 「んじゃ、今度こそ帰るぞ」 これからの三日間へのデカイ不安と淡い希望を持って俺は長門宅を後にした。 第一章へ 第三章へ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3798.html
2、 嘘・・・だろ?こいつが?だってこいつは・・・。 「あなたが戸惑うのも当たり前。彼女は朝倉涼子であって朝倉涼子ではない。有機生命体の言葉で表すのなら生まれ変わり。あなたの知る朝倉涼子は前世にあたる。だからこの子自身には朝倉涼子の記憶というものは存在しない」 一つ聞きたいのだが、なんでこんな事をしたんだ?最初からあの朝倉を復活させちまった方が早い気がするんだが。 「あなたの言っていることは間違いではない。しかし、そうすることはかなりの危険があなたに及ぶ。だからわたしは、朝倉涼子の再構成の条件として、何の情報操作能力も持たずに、一人の人間として観察対象であるあなたと過ごさせ、それから得たものをベースに再構成する、というものを付け加えた」 ・・・つまり、どういうことだ? 「これから三日間、あなたとこの子には本当の親子の関係になってもらう。もちろんあなたにはこれについての拒否権がある」 おいおい・・・マジかよ・・・ こうして文頭に戻るのだ。 「長門、俺はな。自分自身が三点リーダを放つ間にいろいろと考えさせられたんだ。 あの夕日に染まった教室での出来事。俺が頭を撫でてやったときのあどけない笑顔。 あっちの世界での出来事。取り乱した俺のとなりで見せた心配そうな顔。 朝倉の顔と朝倉の生まれ変わりだという娘の顔が交互に頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えていったんだ」 ここで一旦話を区切って娘のほうを向いてみる。どうやら娘も俺のほうを向いていたらしく目があった。心配するな、娘よ。父ちゃんはもう決めたんだ。 「だがな、俺はそいつが知らない事について咎めたりはしたくない。それこそ逆恨みというやつだからな。あの子は俺を助けてくれた。それだけで十分じゃないのか?たとえ前世が朝倉であったとしても、だ。そんな思いから導き出されたのがあの答えだ。だから俺はあの子を責任もって育てるよ」 三日間だけなんだから預かる、のほうが適切か?育てるってのは大袈裟だったかもしれん。 「あなたがそういうのならわたしは何も反対しない。でもやっぱりわたしはあなたが心配」 大丈夫だ。何かあったらすぐに電話をかける。そしたら助けに来てくれ。 「…………いいことを思いついた」 ん?いいことってそりゃなんだ?おい、どうしたんだ、長門。お前、少し顔が赤いぞ。 「わたしがお母さんになる」 ・・・・・え? あまりに唐突な意見に脳がフリーズしたようだ。何かしゃべろうにも口をパクパクさせるだけで言葉が出てこない。 「わたしがお母さんになる」 すまん、どうやらさっきの話のせいで耳が壊れちまってるらしい。悪いがまたもう一回言ってもらえるか? 「わたしがお母さんになる」 えーとですね、長門さん。それは誰のお母さんになる、ということですか? と当たり前のことを聞いてみる。でもこれが聞かずにいられるか。 「この子の」 でしょうね。それ以外当てはまる奴いないんだし。そう考えてからハッとあることに気が付いた。いや、気が付いてしまった。 つ、つまりそれは・・・。先を続けようとして俺も少し恥ずかしくなる。長門のほうも顔の赤みが強くなっていた。 「…………あなたと一時的にパートナーになる。言い換えるならばふう・・・」 「その先は言わんでよろしい」 最後まで聞いちまった日には余りの恥ずかしさで死にたくなるだろうな。 「夫婦」 はい、もう死にたいです。よりによって即答とは。こっちにも心構えする時間くらい下さい。 「で、でででもなあ、いきなりそんな事言われたって俺も困るぞ。第一どこで暮らすんだ?」 「あなたの家」 「そんなことできるかっ!親や妹になんて説明すればいいんだよ!」 そりゃそうだ。いきなり家に女の子を二人連れて帰って、嫁と娘です、なんて言えるか! それにハルヒに知られでもしたらそれこそ一発で世界滅亡ではないか。 「大丈夫。現在あなたの家には誰もいないはず」 あ、そういえばそうだ。あまりのことですっかり忘れてた。 「だがどうしてそれをお前が知ってるんだ?」 電話にしろ会話にしろそのことは一言たりとも口にしていないはずだが。 「………情報操作は得意」 キラーンと長門の目が輝いた。はぁ、そうですか。そういうことですか。 つまりはコイツにとっては俺の家族が俺をおいて旅行に行くのが規定事項、というか旅行自体がコイツによって仕組まれたものだったわけか。納得納得。 だがもし俺が旅行についていってたらどうするつもりだったのだろうか? ・・・はぁ。こんなこと考えている場合じゃなかった。 「なあ、やっぱりお前は来なくていいぞ。さっきも言ったが、何かあったら電話するから、な?それにお前もさっきこいつは普通の人間と同じだって言ったろ。だからきっと大丈夫だ」 それ以前に親がいない自分の家で歳の近い女の子と生活だなんて耐えられるか。精神衛生上問題ありまくりだ。 「…………」 少しの沈黙。どうやらやっと観念したらしい。これで一安心だ。 「……わたしじゃ、だめ?」 前言撤回。 だあああ!!!駄目なもんは駄目だ!第一なんなんだよその反則的な顔は!頬染めて上目使いで少し涙ぐみながらそんな事言われてみろ!男として断れるわけ無いだろうが!もし断れる男がいたらそいつはきっとガチだガチ! 「駄目な訳あるか!大歓迎だ!」 ・・・・・え?俺今なんと言いました?それにさっきの俺の考えは最初と最後で意見が全く変わっているような気がするのですが。 「ちょ、ちょっとまってく・・・」 「了解した。準備をしてくる」 俺が全部言う前に長門はスタッと立ち上がって自分の部屋へ引き上げていった。 やれやれ。どうしたものか。今更長門にさっきのは嘘だ、と言っても通じないだろう。だからといってこのままにしておくのもどうかと思う。 「どうすりゃいいんだよ、全く」 なあ、お前はどうなんだ、と言いかけて口をつぐむ。俺の目線の先では朝倉の生まれ変わり・・・長いから朝倉(小)とでもしておくか。朝倉(小)が小さな寝息を立てながらごろんと眠っていた。顔も完全に緩んでいる。暑さで参ってたところにクーラーの利いた部屋。最初は緊張してたかもしれないが、慣れればもはや快適空間だ。そりゃ眠くなるのは当たり前だ。 「お前はのんきでいいよな」 人差し指でやわらかそうな頬をぷにっとつつく。 「・・・・・・・んぁ」 一瞬表情を曇らせ、言葉になっていない寝言をつぶやくと顔を反対に向けてしまった。 「・・・なんだか、こいつを見てるとどうでもよくなっちまったな」 確かに今日明日明後日と色々と厄介事は多いだろうが、こんな寝顔が見れるならいいかな、と思ってしまった。幸せってもんを分けてもらえそうだしな。いや、もしかしたらすでに分けてもらってるのかもしれん。あの笑顔に。だから俺はこんな親父の役を請け負ったのだろう。 「ま、これから三日間、よろしくな」 そう言って頭をやさしく撫でてやる。 それからしばらくして長門がバックを抱えて部屋に帰ってきた。 「準備が完了した」 そうか、分かった。俺は朝倉(小)の肩を揺する。 「おい、起きろ。帰るぞ」 ユッサユッサと揺らされて少し不機嫌そうに目を覚ます朝倉(小)。 さて、どう話を切り出したものか。長門の事はちゃんと言わなければならないのだろうが、面と向かって言うのもなんだか恥ずかしい。 そんな俺の気持ちも知らずに朝倉(小)はふぁあと小さな手で口を押さえて欠伸をし、目を軽くこすってから、うーんと伸びをした。 なんだか拍子抜けだ。そんな俺を見かねたのか、長門が行動に出た。 「涼子、驚かないで聞いて欲しい」 まだ眠気が残ってる顔に、はてなマークが浮かぶ。まあこいつが考えてるのは、話ってなんだろ、とか、このおねーちゃんなんでわたしの名前知ってるんだろ、とかそんな感じだろう。というかこいつの名前も涼子だったのか。俺、初めて知ったぞ。 考えてみればバタバタしててそんなこと気にする時間は無かったし、そもそも、自分の娘に名前を聞く父親なんてよほどのことがなければいるわけないだろう。そんなことされた娘は可哀そうすぎる。 「なあに?おねーちゃん」 「あなたに伝えないといけないことがあるからよく聞いて欲しい」 うん、といまいちよく分かってなさそうな顔して頷く。 「わたしはおねーちゃんではない。あなたのおかーさん」 とストレートに言い放った。 最初はそれを聞いても朝倉(小)は目をしょぼしょぼさせているだけだったが、ん、と一旦首を傾げてからは、事の重大さに気が付いたらしく、一気に眠気が飛んでいったようだ。 「それって・・・ほんと?」 不安そうというか、不思議そうというか、そんな表情で尋ねる朝倉(小)。 長門の、そう、という俺の聞きなれた返事聞いてからは、鼻息を荒くして興奮し始めた。 「ほんと!?ほんとにおねーちゃんがわたしのおかーさんなの!?ねえほんとなの?おかーさんなの?」 と長門を矢継ぎ早に質問攻めにしたくらいにだ。だがな、朝倉(小)よ。さっきお前の返事に、そう、と答えていたのを聞いてなかったのか? 「ほんとにほんと?」 「ほんと」 「うわぁい!おかーさんだぁ!おかーさんだぁ!」 まあ本人たちがこんな感じだからいいのかもしれんが。 長門の単純且明快な返事を聞いて目の色を変えてはしゃぎだす朝倉(小)。 そんなに母親ができたことがうれしいのかね?よく分からんが喜んでるんだからよしとしよう。 用も済んだことだし、幸か不幸か長門も俺の家に泊まるようなので、一旦家に戻ったほうがいいだろう。準備とかもあるしな。 さて、そうと決まったら帰るか。よいしょ、と掛け声とともに立ち上がり、朝倉(小)のほうに向く。 「ほらほら、はしゃぐのはそれくらいにして、家に帰るぞ」 こくん、と頷く長門と聞こえていないのかいまだにキャッキャッとはしゃぎまわっている朝倉(小)。 個人的にはこれくらい元気なほうが歳相応でいいと思うのだが、その分気苦労が多そうだ。やれやれ、だぜ。 こら、いつまで騒いでんだ、と俺が注意しようとした時、長門が動いた。 「涼子、お家に帰るから静かにしなさい」 言葉は少しきついが、その目にはあたたかいものが浮かんでおり、顔も微妙に微笑んでいるように見える。 知らなかった。長門ってこんな顔もできるんだな。なんていうか、まさにお母さん、というか。 だから娘が今日始めて会ったはずの長門に向かって、 「はい、ごめんなさい。おかーさん」 と素直に謝っているのも納得できる。きっとこいつも心のどっかで長門に母性を感じ取っているのだろう。同じ宇宙人通しってのもあるかもしれんが、俺はそう信じたい。 「もういいか、行くぞ」 と言ってドアのほうへ向かう。しゅたたたっと俺の後を追う娘とそのさらに後ろをとてとてとついて来る長門。・・・ん? 「おい、長門。お前、荷物忘れてないか?俺にはお前が手ぶらにしか見えんのだが」 「安心して。すでにわたしが暮らす部屋に転送済み」 相変わらず手が早いと言うかなんと言うか。 「お前には関係ないかもしれないが、もし何かあったら呼んでくれ。隣の部屋だからすぐに駆けつけるからな」 「その必要はない」 ま、そりゃそうか。こいつに何かあったらそれは大事件が起きてるってことだ。 それ以前にこいつが一大事なときに俺が何かの役に立つとは到底思えない。 それはそれで悲しいやら情けないやら。ま、そんな簡単に事件なんぞおこってたまるか。 「同じ部屋なのだからわざわざ隣の部屋から来る必要は無い」 はい、大事件発生。 「おい、長門!いくらなんでもそれは・・・」 「わたしたちは仮にも夫婦。夫婦が同じ部屋で暮らすのは当たり前。それとも…」 と少し俯く。そして発射。 「わたしじゃ………だめ?」 「うぐぅ・・・!?」 長門が次元もびっくりな精度で俺の心を打ち抜いていきやがった!しかも今度は少し首を傾げたバージョンとは!くそう、もしこれで長門がポニーテールだったら言うこと無しじゃねえか。そうなったら俺はもう完全にノックアウトされちまうだろう。危険だ。危険すぎる。 「おとーさん、どうしたの?おかおまっかだよ?」 子供は黙ってなさい!お前はまだそんな事知っていい年頃じゃありません!それに長門もそのしてやったり、みたいな顔はやめなさい! 「えー!もういいもん。おかーさんにきいちゃうもん」 ちょっと待て、聞くな!聞いちゃ駄目だ!おい、長門!何勘違いしているのか知らんが変なこと吹き込むなよ! 「おとーさんはおかーさんの可愛さに照れている。だから真っ赤」 おいおい!断じてそんなことはないっ!断じてっ!頼むっ!信じてっ! 「ねえねえおかーさん、わたしもかわいいかな?おかーさんみたいにかわいくなれるかな?」 「あなたなら大丈夫。きっと凄く可愛くなれる。それに今でも十分可愛い」 そういって長門は朝倉(小)の頭をそっと撫でてやっていた。まるで大切なものに触れているかのように優しく。 あたたかそうに微笑む嫁とうれしそうに微笑む娘。 このとき俺は、なんだかこんなのもいいかな、と不覚にも思ってしまったのだった。 誰だってそう思うだろう。こんな二人を見たなら。まあ誰にもこのポジションをわたすつもりは毛頭無いし、見せる気にもならん。 「んじゃ、今度こそ帰るぞ」 これからの三日間へのデカイ不安と淡い希望を持って俺は長門宅を後にした。 第一章へ 第三章へ
https://w.atwiki.jp/rakirowa/pages/88.html
【名前】阿部高和 【所属】ニコロワ 【性別】男 【外見】太い眉毛に青いツナギのいい男 【詳細】 自動車修理工の男。 個人情報は不明でありガチホモ。 ロワに参加していた道下とはそういう関係である。 ロワ内では開始早々キョンをアッー!!して結果的にキョンを殺す その後そのことが原因で戦うことになった高町なのはと巻き込まれたうどんげを萃香と協力して殺害 萃香とソウルフレンドの契りを結ぶ。 その後かがみ、真、イッカクモンに進化したゴマモンと遭遇。 ゴマモンを掘るもその怒りで進化したゴマモンの一撃のダメージで不能となる。 武藤遊戯、ロックマン、矢部野彦磨などを狙うも治ることはなく、主催者に元に戻してもらうことを決意。 古泉、永琳と遭遇後それの治療を条件にゆめにっきへ入る。 その中でキョンの妹、永井博之、決別した萃香との戦闘になり、妹と萃香の殺害に成功し不能も完治する。 しかし戦いの傷は深く、残っていた博之の一撃が致命傷となり死亡。 序盤から中盤にかけて多くの参加者の黒化の原因となっている。 また、ニコロワの彼は女嫌いの補正が入っている。 【参加者との関係】 柊かがみ→ゴマモンの同行者、特に興味はない。 キョン→気に入っていた。 高町なのは→敵対。 ゴマモン→気に入っていた。 朝倉涼子→彦磨の同行者、敵対。
https://w.atwiki.jp/yaruyakyuu/pages/18.html
主人公 やる夫 番外編主人公 やらない夫 野球選手 川崎ブルーコメッツできる夫 ドクオ でっていう 阿部さん 両津勘吉 アクセラレーター チャド 上条当麻 アムロ 夜神月 空条承太郎 新城直衛 綾崎ハヤテ キョン シャア 神宮スパイダーズ赤木しげる 名古屋ワイルドワンズ野比のび太 文京モップスゴルゴ パリーグコブラ ゴン・フリークス ヒロイン ヴィヴィオ‥‥幼馴染 雪代 巴‥‥寮母さん 蒼星石‥‥野球選手 弱音ハク‥‥売れないアイドル 菊地 真‥‥野球選手 メディア関係者 アデーレ‥‥ローカルテレビ局の新人アナ 桂ヒナギク‥‥売り出し中のアイドル 紅月カレン‥‥アナウンサー セシリア‥‥アナウンサー ドラえもん‥‥解説 懐中コオロギ‥‥解説 きめぇ代‥‥売り出し中のアイドル 球団関係者 フロントハマーン・カーン‥‥GM兼球団社長兼オーナー 一軍山下大輔‥‥1軍監督 やる大矢‥‥ヘッドコーチ 茂野吾郎‥‥投手コーチ バックベアード‥‥バッテリーコーチ 松岡修造‥‥バッティングコーチ 大原大次郎‥‥守備走塁コーチ 吹寄制理‥‥コンディショニングコーチ 二軍坂田銀時‥‥二軍監督 ミスト‥‥二軍コーチ 海外 ハートマン‥‥カリブ留学先の投手コーチ ルサルカ‥‥ファックしていい妹 ベジータ ギム・ギンガナム アルク‥‥メジャーの球団「ロサンゼルス・デーモンズ」のオーナーの子女 鹿角‥‥アルクの護衛兼メイドのアンドロイド ラインハルト ダッチ ブロリー その他 朝倉涼子‥‥ない夫の彼女 ??? ヴィヴィール フォーチュナ 高町なのは
https://w.atwiki.jp/45kssos/pages/135.html
このバトルロワイアルの会場の島ではたくさんの参加者の人間ドラマが繰り広げられようとしていた。 今回はそのドラマを【D-6】にだけ絞って見ていこう。 【START】 「はぁ?」 「……キョンさん?」 「ちょっ、俺をそんな可哀想な目で見るなっ!」 仲間。 戦うつもりがないらしい、普通の女子高生の姫萩咲実さんとエンジェロイドだが未確認生物かは知らんがハルヒが喜びそうな存在ニンフ。 それがこのバトルロワイアルが始まって運良く見つけた仲間。 「あんた脳みそ浮いてんじゃない?」 「…………」 いや、こいつは要らなかったな。 姫萩さんだけで充分だったな。 そんな姫萩さんからも、今は怪しまれているんだがな……。 こうニンフはハルヒ、姫萩さんは朝比奈さん的な雰囲気があるよな。 このまま行くと長門的な無口キャラか読書キャラが出てくるのではないかと思ったり。 むかつく男キャラとかも入れての偽SOS団とか誰か言い出すかもしれないな。 今、2人から怪しまれているのはそのSOS団のせいだったりする。 「宇宙人?未来人?超能力者?世界を実現化させる神の様な存在?しかも主催者の進行役の朝倉涼子も宇宙人ですって? 信じられないわよっ!」 「キョンさん……人死んだショックでおかしくなったりしません?」 「だからないっての!これ、マジだし! 大体ニンフがそういう存在否定すんの!?」 羽根生えた未確認生物なんてのもバリバリのイレギュラーな存在であるじゃないか。 自分の異常は信じるが、見てない異常は信じないってか!? 「とりあえず涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹がそれに該当すんの!朝倉涼子に至っては殺されかけたんだからな!」 「……わかったわよ、信じるわよ」 それでも半信半疑なニンフと姫萩さん。 俺もそういう風に疑う側に居たかったよ。 ◆◇◆◇◆◇ 先程自分と同じくらいの女子学生を襲った少女―長門有希―はナイフを構えながら森を抜け出した。 いつも親友達の集まりであるSOS団に居る時の様に無表情。 どんな心境であるのか、外からではわからないであろう。 「情報統合思念体にこの件についてコンタクト開始」 バトルロワイアル開始から何度も試した情報統合思念体のコンタクト。 何度もめげずに彼女は頑張っていた。 それは戦闘を終えてからも続いていたのだった。 「――失敗」 だが結果は変わらず。 いや、長門はもう成功する事に期待はしてはいなかった。 もはや、意地や0.1%以下の可能性に賭けるといった感じであった。 「もしかしたら涼宮ハルヒがこの殺人ゲームを望んでいる?」 考えられる可能性は低い。 むしろ望むはずがないと涼宮ハルヒを観察していた長門が判断をする。 しかし、どうしても彼女の存在だけがわからない。 「――朝倉涼子」 自分自身のバックアップ的存在。 長門と同じ組織『情報統合思念体』という宇宙組織のメンバーである宇宙人。 長門と同じく涼宮ハルヒを観察する者。 「彼女の事は重要だけど置いておいて……」 朝倉涼子が何かに干渉した形跡がない。 つまり泳がせても良いと判断した。 「涼宮ハルヒを生かしておかなければならない」 涼宮ハルヒの無意識の力。 願望を実現化させる神にも匹敵する力。 彼女が生きていて、こんな殺し合いなんか起きなければ良いと思い込ませるだけで良い。 元の平和な日常に戻りたいと思わせるだけで良い。 重要なのは涼宮ハルヒを生かす事。 「そして涼宮ハルヒが誰より興味を持ち、彼女の暴走を食い止めるブレーキ役の彼を死なせてはいけない」 涼宮ハルヒのSOS団に所属する唯一の普通の少年のキョンはハルヒの心を動かす大きな存在だ。 彼女の方針は決まった。 涼宮ハルヒ及びキョンを生かす事であった。 それ以外の参加者を殺す。 「大丈夫、涼宮ハルヒの力があればこの出来事すら無かった事にし、103人にまた平和な日常が戻る」 それが全ての人々にとってのハッピーエンド。 全員が望む結果であろう。 「その為なら私は……SOS団とも敵対する」 ナイフを強く握り締める。 一時とはいえ、他の人全員を殺さなくてはいけない事に戸惑いはあった。 決意と戸惑い。 揺れ動く思考での中、彼女は無謀な参加者3人を見つけた。 しかも1人は長門が護るべき相手と判断したキョンも混ざっている。 彼女は近付かないわけがなかった。 ◆◇◆◇◆◇ 「キョンさん、ニンフさん、誰か女の人がこっちに向かっていますよ?」 キョンとニンフが隣同士、咲実がそれに向かい合う位置になっていた。 そして咲実に見えたその参加者はキョンとニンフの後ろから向かってきていたので2人は気付いていなかった。 「首輪も付いています。おそらく参加者で、制服も着ています」 「何!?」 キョンとニンフが後ろを振り向く。 「あ、」 キョンの瞳には見覚えのある少女の姿があった。 ショートカットで無表情な顔。 ほとんど毎日顔を合わせては色々な事件に巻き込まれて助けてくれた少女。 同じSOS団の宇宙人の少女。 「長門!」 嬉しさが広がった。 昨日も会ったというのにひどく懐かしい親友を目にした気分であった。 「えっと……長門ってどれだっけ?宇宙人?未来人?」 「宇宙人の奴」 「それにしては普通の人じゃない」 「お前(ニンフ)が言うな……」 キョンとニンフが漫才まがいな事をしているとやがて3人の目の前に長門有希が現れた。 「長門!探していたぞ」 キョンが前に出て長門の肩を叩く。 嬉しさの現れだった。 「私もあなたの事を探していた」 と、あまりにも自然な反応の為、キョンは気付かなかった。 キョンから素早く離れ握ったナイフを2人の少女に向かい斬りつけた。 「キャッ!?」 「ァン!?」 2人とも服が破れた一直線の傷が出来た。 キョンの親友という事で、襲う事はないと思っていた為、警戒心も0であった。 「何してんだ、バカっ!」 キョンが長門を背中から抑えつけ、ナイフを持った右腕を動かせなくした。 「彼女達は悪くないんだ!だから襲わなくても良いんだっ!」 冗談だと言ってほしかった。 親友がゲームに乗っているなんて信じたくなかった。 でも、彼女は冗談を言う様な人ではないのはキョンは知っていた。 「なぁ、嘘だよな長門?」 「大丈夫、あなたは殺さないわ」 「そんな話はしてない!」 長門の目は本気だった。 見た事もない長門の本気にキョンは背中からぞくりとした悪寒が稲妻の如く走った。 「邪魔」 と強い力で左腕でキョンの胴体に叩きつける。 「ぐぅ!?」 朝倉涼子と戦いにった時に思い切り蹴られたシーンがキョンの頭に再生されながら地面に倒れ込んだ。 「まずは1人」 ナイフを握った右手が、怯えた咲実に襲う。 咲実は動揺していて動けない。 ただナイフを待つ形になっていた。 「させるか長門!」 倒れたまま長門の両足に抱きつく。 これで全体を歩けなくする。 「はぁ!」 そして、力を出しながら立ち上がる。 キョンには問いただしたい事がたくさんあった。 どうして殺し合いをする? こんな事をして何になる? 意味なんかないだろ! 日常にお前は戻れなくなるぞ! ふざけんなよ長門! 殺し合いに乗るな! 言いたい事は万を越える程ある。 だが何を訪ねれば良いかわからない。 「これは全員にとって必要な事」 長門が訪ねる前に口を開いた。 いつもと同じ口調なのにキョンは悲しみという名のナイフで心が刺されていくのを感じた。 「涼宮ハルヒが居ればこのゲームは無かった事に出来る。私があなたを生かすのは涼宮ハルヒを動揺させない為だけ」 「っ……!?」 泣きそうになった。 長門から言われた拒絶に近い言葉。 自分はハルヒの為の道具として生かされる対象になった。 情や親友の為だという意味ではなかった。 「やめてくれ長門……。そんな事、お前はしなくて良いんだ……」 「……涼宮ハルヒが暴走してしまったのなら私の責任にもなる。だからあなたのお願いでも今回だけは……」 最後まで話そうとはしなかった。 そこで長門は話を終わらせた。 「お前のせいでもハルヒのせいでもない!シャルルや朝倉涼子達の仕業なんだよ!」 キョンは立ち上がった。 あんな長門をこんなにまで決意させる主催者に怒りが込み上げてくる。 「そんな主催者なんて役者、いくらでも準備出来る」 抑えていたキョンが手を離していた為長門は自由になっていた。 自分と話していれば危険がないと思った甘い考えのキョンの考えを裏切った。 長門はナイフを持ったまま次はニンフに向き合う。 羽根の付いた人間の姿を見て目が少し驚きに変わる。 だがただのイレギャラーな人間と判断しその胸に突き刺す様にナイフを差し込む。 「がぁぁぁぁぁ……」 だがナイフが差し込まれた体はニンフの小さい体ではなく、キョンの左腕であった。 「ぐぅ……。ナイフで刺されたのは2度目だからって……耐久がつくわけじゃ……ないんだな……」 ハルヒが居ない寂しいつまらない世界。 SOS団がバラバラだった世界。 そこでもナイフを刺された事があったなと今更思い出した。 「あ、あなたは死んではダメ……。涼宮ハルヒが……」 「ハルヒの為だけかよ……」 キョンは涙を流していた。 もう自我は止められなかった。 長門は止められないともうわかっているのに……。 「お前は……、お前は俺が死んでほしくないって思わないのかよ!……チクショウ……」 長門は何も言わない。 ただ、刺さったナイフを無言で抜いた。 「がぁっ!?」 細胞に、血管に傷付けるナイフ。 削られていく様な感触。 「私は……」 長門から答えを出される。 だが聞きたくなかった。 聞いたら最後、彼女との関係は崩れてしまいそうで……。 「退いてくれ……。長門……。でないと俺がお前を許せなくなる……。……俺達は仲間だ。次会う時は……そんな考えやめてくれよな……」 前を向けない。 血の出血が口を動かせてくれない。 キョンは地面に足を着いた。 「……ごめんなさい……」 長門はキョンの目の前に救急箱を置いた。 これが長門がキョンにかける情けだと言う様に。 「……ありがとうな長門……。だから俺はお前が殺し合いに乗っている事が不思議なんだ……。俺……が大好きな親友だから……」 長門はもう目の前に居ない。 敵対してしまった長門。 殺されかけては助けてくれる長門。 何回も救われている。 「今、こうして居られるのも長門のおかげじゃないか……。許せないわけないだろぅ長門……。頼むからさ……、殺し合いなんかせず、またいつもみたいに俺とハルヒと朝比奈さんと古泉を助けてくれよ……」 長門の置いていった救急箱に懇願する様に無様に叫んでは心から祈った。 「またあのSOS団に戻りてぇよ……」 キョンの言葉は無残にただ流されていくのであった……。 ◆◇◆◇◆◇ 「私は……あなたに死んでほしくない」 意外だった。 そんな感情が自分にあった事に驚く長門。 でも、もう戻れない。 彼は絶対に私を許してはくれないだろう。 「涼宮ハルヒを優勝させる為、……参加者を皆殺しにする」 だって、彼女はもう戦う道を選んでしまったのだから……。 ◆◇◆◇◆◇ 「キョンさん……」 「キョン……」 泣き崩れるキョンをただ眺める事しか出来ない咲実とニンフ。 正直声を駆け辛い。 たった数分前まで面倒くさそうにする元気な少年というイメージをガラリと変えられてしまったのだから。 親友で命の恩人とまで言っていた長門有希と敵対し、落ち込み、悲しんでしまったから。 だがここはバトルロワイアルを強制させる為の舞台。 休める場所などない。 「殺しやすそうな3人が残った……。あれなら楽に完殺出来る」 暗闇からずっと少女とのいざこざを一部始終はっきりと見ていた鷹が傍観していた事は誰も気付いていない。 鷹は武器を持ち、3人を殺そうと立ち上がる。 ◆◇◆◇◆◇ 「キョンさん、まずは手当てをしましょう」 救急箱を開け様と手を伸ばす咲実。 だが――、 「ちょっと、何よあんた!?」 休む間もなく、三節棍という棒の様な武器を持った少女―川澄舞―の登場であった。 「佐祐理と祐一の為、私は戦う!」 素早く走り込み持っていた三節棍でニンフを叩き込む。 「キャッ!?」 横腹が叩かれる。 中の機械やら何かに大きなショックが走り込む。 「……」 無言での二撃目。 一撃目より重そうな攻撃がまたニンフを襲う。 「あぁ!?」 軽い体のニンフは跳ばされてしまう。 だが運良く、その目の前に咲実が看病をしようと降ろしたデイパックがあるところに飛ばされた。 自分が掛けてあるデイパックは取り出しにくい為、そのまま武器を取り出す。 「木彫りの星?メダルの束?違う、こっち!」 竹刀。 ごく普通に、剣道で使われる武器。 「ここより近付いたらこの竹刀で叩くんだからね!」 怯えた声で、目の前の少女に竹刀を向ける。 だが誰が見ても今、彼女は戦える様な精神力は持っていない。 「はぁぁっ!」 弱々しい掛け声、全然使いきれていない弱々しい武器の振るい方。 毎夜、見えなく素早く強い魔物と戦っている彼女にとってもはや弱い以前の話であった。 「竹刀……。そんなんじゃ勝てない」 「ぇ……?」 一撃を手に払われる。 ツボを抑えられた様に手が使えなくなりそのまま竹刀を地面に落とされてしまった。 ただコロコロと竹刀が転がる。 ニンフが取りに行きたくても時間がかかる場所へ飛ばされた。 絶望。 しかも、追い討ちするかの様に不幸が永遠と続く。 「何やってんだ、舞。早く決着を付けろ」 「……え?」 キョンの看病をしようとしていた少女、姫萩咲実の胸に穴が飽き、血が出ていた。 「ど……して、どう……て」 いや、出ないで。 溢れないで。 なんで、今に限ってこんなに見た事がないくらい血が滝の様に溢れるの? どうして手で抑えても、その隙間を縫う様に血が溢れるの? 「どうしてって、お前はこれから死ぬからさ」 乱入者、川澄舞の協力者国崎往人の登場は放たれた弾丸の様な登場だった。 「じゃあな、お前はゲームオーバーだ」 ニューナンブの引き金を咲実に押し付けて発射。 結果は言うまでもない。 既に胸からは血が流れ続け、頭からは弾丸が貫通。 脳みその欠片らしきものがこびりつく様に広がる。 100人中、100人が死んだと口を揃えるほど、彼女はもう既に動かない。 To be continued